アルティーリ千葉を倒せるか。大声援を背に最後の「１点」へ手を伸ばせ。

今季、西宮ストークスはA千葉を相手に、未だ勝ち星を掴めていない。
しかし、ただ負け続けたわけではなく、そこには悔しい悔しい紙一重の差が何度もあったのだ。
最初は敵地での戦いだった。初戦は前半でついたリードを徐々に巻き返す流れ。勢いはストークスにあったが、ギリギリ届かず「1点差」の敗北を喫する。続く第二戦、最終QでみせたA千葉の爆発力に、対抗することができず、大きく差をつけられて敗戦となった。

敵地で苦い負けを味わったストークス。勝利への熱量はホームでの戦いで燃え上がった。
ホームゲーム初戦。以前と同じチームではないと証明するかのようなストークスのアタック。大接戦を繰り広げる展開となるが、終盤に1つ抜け出したA千葉に軍配が上り、4点差の敗北となった。 そしてホームゲーム第二戦。勝利の女神はまたもストークスに試練を課す。
取ってはとられての緊張感溢れる展開の中、1QでリードしたA千葉を2Qでストークスが抜き返す。そしてまた3QでA千葉がリード。諦めないストークスはじわじわと、そして着実にA千葉を追い詰める。そして最終Qの残り7秒、２点差のシーンでストークスはフリースローを獲得した。
１本目をリングに沈め、１点差。しかし２本目はリングに嫌われてしまう。悲鳴に包まれるアリーナ、しかしリバウンドを取ったのはストークス ジョーダン・ハミルトンだった。時計は残り４秒、果敢にシュートを狙うハミルトンをA千葉選手たちが囲む。
最後の希望を乗せたシュートはゴールを外れ、またも「1点差」でストークスは悔しい悔しい敗北を喫した...。

力は確実に通用している。だからこそ届かなかった「1点差」は重くのしかかる。必ずや、何がなんでも、この試合だけは勝たなくてはいけない一戦なのだ。

今節はKOBE満開プロジェクトが開催される。4,000人もの大声援でストークスを後押しできる今季唯一の試合だ。
その1点を超えるのは、練習量か熱量か。たとえ全てを注いでも超えられるかは分からない。
でもこれだけは分かる。ホームの応援が、いつだってストークスの力になる事を。
神戸の地で4,000人の声援と共に、宿敵へと挑むストークス。

最後の1点を4,000人で飛び越えろ。