調子を上げ続ける奈良の脅威。

今節の相手はバンビシャス奈良。
奈良は10月の試合で勝ち星を上げておらずスタートこそ調子が上がりきらない印象であったが、11月からは勢いをつけ東地区上位の越谷を相手に連勝するなど、凄まじい勢いで実力をつけている。
試合の中で着実に成長し続ける様は脅威であり、決して油断できる相手ではないことは確かだ。

奈良のスタイルは「ハマると恐ろしいディフェンス」にあるだろう。ロースコアに持ち込んで勝ち切っている試合も多く、1度テンポを崩されてしまうとオフェンス力のあるチームでさえ足が止まってしまう堅実な守りを見せている。
奈良はシェイク・ムボジの脅威的なリバウンドで着実にチャンスを作っており、その数は(1月12日現在)試合平均10本をマーク。そして彼は堅実な得点力も兼ね備え、チームの総合力に大きく貢献している。
さらにB1のFE名古屋から移籍した林瑛司が猛威を奮っており、積極的に打ち込んでくる3ポイントや高い成功率のフリースローで高い得点力を有している。ハイレベルな日本人シューターの動向に注意したい。

神戸ストークスからは道原紀晃とカロンジ磯山パトリックの活躍が鍵となるだろう。 道原と林のシューター同士のマッチアップは大きな見どころであり、チームを牽引する2人が試合の展開を大きく左右していくはずだ。
そして磯山は神戸の成長株であり、試合を繰り返すごとにスコアを伸ばしている。外角からの得点力もさることながらペイントエリアに切れ込んでいくスピードやフィジカルの高さ、そして勝負強いメンタルで今やストークスの土台を支えている1人と言っても過言ではない。
成長しているのは奈良だけではない事をこの1戦で証明してみせよう。