強敵福岡に、ここで一矢報いたい。

今節の相手はライジングゼファー福岡。
今季、神戸ストークスは福岡を相手に未だ勝ち星をあげられていない。ここで勝ち切るにはチームとして、どれだけ成長していけるかが鍵となるだろう。

福岡の強みは安定したディフェンス能力における失点数の少なさや、3ポイントの高い成功率にあると言える。
ディフェンス面においてパブロ・アギラールが大きく貢献しているようだ。
B1の川崎に所属していた2021-22シーズンではスティール王に輝いており、今季においても平均リバウンド数が10本(2月2日現在)をマーク。ディフェンス面から福岡を支える姿はまさに大黒柱と言える。
そしてオフェンス面ではベテラン選手の谷口光貴が猛威を振るっている。3ポイント成功率は40%を超えており、高い得点力を持ったシューターだ。少しでも隙をみせると確実に外角からの脅威に晒されるだろう。

ストークスからは日本人ビッグマン中西良太と、指揮系統の中核を担う綱井勇介に注目したい。
中西は外国籍選手と共にペイントエリアで戦いつつもドライブで一気に突き破るスピードも兼ね備えており、オフェンスの起点を作り出す仕事人だ。ハードなディフェンスから繰り出されるカウンターにも期待できるだろう。
そして綱井はチームのトップのアシスト数を誇り、3ポイントを武器に戦う点取り屋でもある。オフェンスの緩急を作り出して試合コントロールしながらも、チームの矛として躍動。今節も彼のゲームメイクに注目だ。
彼らの活躍が福岡に一矢報いる為の足がかりとなるだろう。この1戦で一気に流れを掴みたい。