新世代の脅威、熊本ヴォルターズ。

今節の相手は熊本ヴォルターズ。
昨シーズンのプレーオフ進出チームだ。
熊本の強みはなんといっても層の熱い日本人選手たちが展開する強烈なディフェンス。積極的にプレッシャーを与えつつリスク覚悟のハイスピードな展開を武器としている。

熊本で今最も勢いある若手2名を警戒したい。
ロングレンジシュートが武器の山本翔太は、熊本に加入して初年からチームを支えるほどの圧倒的センスを見せており、2年目には平均得点2桁を記録している。
今季にいたってはA千葉との一戦で両日敗戦であったものの山本は獅子奮迅の活躍を見せ、1試合目には28点という大量得点でチームを鼓舞した。
それに続き加入2年目の野口侑真も息を吐く。昨シーズンのプレータイムは多くはなかったが、A千葉戦2日目には17得点を上げている。
両名ともプレーオフを経て明らかに進化しており、今節も苦戦は免れないだろう。

神戸ストークスからも若手、金田龍弥と藤原瞭我に期待したい。
金田の持ち味はなんといっても3ポイントによる奇襲。空気を一気に引き戻す高火力を秘めている選手だ。
さらには今季からは副キャプテンを勤めており、コート内外で発揮させるリーダーシップにも注目すべきだろう。
藤原瞭我は昨シーズンは特別指定選手としてシーズンの後半に加入したが、今季より正式に加入。
小柄な体格ではあるものの、運動量のあるディフェンスと常にスティールを狙う積極さが武器だ。今節も防御の要として躍動してくれるだろう。

どんどん成長していく若手選手たちのマッチアップこそ、今節の熱い見どころだ。
ここで勝利を掴み取り、更なる成長の足がかりとしたい。