【試合結果】2018-19シーズン 第4節 西宮ストークス vs Fイーグルス名古屋 GAME2
オーバータイムまでもつれこむ大接戦の末、悔しい敗戦。今季2勝目はまたも持ち越しとなった。
第1Q
西宮20-23FE名古屋
西宮のスタートは、ドゥレイロン・バーンズ、松崎賢人、谷直樹、アレン・ウエスト、道原紀晃。
9:14ホーキンソンにオフェンスリバウンドを奪われフィニッシュされて先制を許す。その後、ウエストのインサイドショットですぐさま反撃するも、高さを誇るFE名古屋にリバウンドを支配され、スコアを伸ばせず少しずつ点差が開く。しかし、谷が連続してスコアを沈め1点差まで迫ると、4:07フリースローのチャンスを2本とも決めて逆転に成功。さらに直後の3:59ウエストがインサイドショットを決めてリード3点とする。しかし、相手も粘りを見せてなかなか突き放せず、2:20昨日に続き好調のホーキンソンにまたもスコアされて再びリードを許す。さらにフリースローで追加点を与え、ペースが掴み切れない。焦るチームを鎮めるかのごとく1:27道原が起死回生の3Pシュートを決めて再び同点。しかし、1:15兒玉に3Pシュートを決められ3点リードされる。その後は、両チームスコアを動かせず最初の10分は終了。
第2Q
西宮42-40FE名古屋
9:50ホーキンソンにまたもインサイドショットを決められ先制を許す。しかし、西宮も9:29ウエストがミドルショットを決めていく。このあと両チームとも2ポイントずつスコアするが、ここからしばらく我慢の時間が続く。この均衡を破ったのはFE名古屋。6:10高村にジャンプショットを決められて5点ビハインド。このあともわずかなビハインドのまま終盤へ入っていく。オフィシャルタイムあけの4:24 谷の3Pシュートが決まって1点差とする。そして、4:07ウエストのフリースローが2本とも決まってついに逆転。それでも、両チームともに一歩も譲らない激しいトランジションの繰り返しとなり、一進一退の攻防が続く。残り13秒スタツにアウトサイドからショットを沈められ1点リードされたところ、残り1秒で道原が放った3Pシュートが見事にリングを捉えブザービーターとなり、2点リードで前半終了。
第3Q
西宮61-63FE名古屋
9:48この日好調の谷がジャンプショットを沈めて先制。ところが、8:34ホーキンソンにバスケットカウントとなるショットを決められ逆転を許す。それでも7:59松崎がレイアップを沈めて再びリードを奪う。その後も、FE名古屋は2人の外国籍選手を中心に得点を重ね、西宮はボールを回してあいたところでショットを打ってスコアし、ぴったりとその背中をマークしたまま試合が進む。1:19宮崎に3Pシュートを決められ、7点ビハインドとなったところから、残り55秒でバーンズがバスケットカウントとなるインサイドショットを沈めて4点ビハインドとする。しかし、残り6秒でホーキンソンにフリースローを与えて1点献上。それでも、残り1秒谷が放った3Pシュートが見事に決まり、第2Qに続きブザービーターとなって2点ビハインドで最終クォーターへ。
第4Q
西宮84-84FE名古屋
8:59スタツにジャンプショットを決められ先制される。ここから、フリースロー以外でスコアが動かず時間が経過。7:03宮崎に3Pシュートを決められ8点ビハインド。さらに6:36ターンオーバーのミスからスタツにインサイドショットを決められ10点ビハインドと徐々に引き離される。その後谷のフリースローで2点返すも、5:58山本に3Pシュートを決められ11点のビハインド。それでも、5:21梁川が3Pシュートを放って巻き返す。さらにウエストがフリースローのチャンスを得て追加点をあげると、3:52今度はバーンズがこの日自身初の3Pシュートを決めて3点差まで迫る。しかし、3:40ウエスト、3:30に谷口とビッグマンが立て続けにファウルアウト。スタツにフリースローで追加点を奪われ、5点をリードされるが、谷、梁川が3Pシュートを連続で決めて逆転に成功。ところが、1:59ホーキンソンにフリースローを与え2点を献上してまたもリードされる。それでも、1:15ここへきて当たりが出始めた梁川がタフショットを沈めて1点リード。しかし、1:09兒玉にショットを決められ再び1点リードを許すと、残り29秒で谷がファウルアウト。ホーキンソンにフリースローを2本決められ3点ビハインド。それでも、残り23秒道原が意地を見せ、リング正面のアウトサイドからショットを沈めて1点差まで迫る。しかし、残り17秒で山本にフリースローで1点奪われ2点差。最後の攻撃を展開する中、残り8秒で松崎がファウルをもらってフリースローのチャンスを得る。これを2本とも決めてここで同点。試合はこのままオーバータイムへ進むこととなった。
オーバータイム
西宮96-102FE名古屋
延長5分のオーバータイム。4:23杉本にインサイドショットを決められ先制される。3:43さらにホーキンソンに3Pシュートを決められ5点のビハインド。3:15松崎がインサイドショットを決めて追い上げる。その後、スタツにインサイドショットを決められリードが広がるが、2:31頼りになるベテラン梁川の3Pシュートが決まり3点差まで迫る。1:55にはフリースローのチャンスを得たバーンズが2本とも決めてついに1点差。しかし、1:22山本に3Pシュートを決められ離される。このあとフリースローで追加点を与え5点差となったが、1:05内藤が3Pシュートを決めて2点差。しかし、残り48秒でスタツにインサイドショットを決められまたも4点リードを許す。それでも、残り31秒でバーンズがアウトサイドショットを決めて点差をつめる。しかし、残りわずかのこのタイミングでホーキンソンに連続してスコアされ残り9秒で6点ビハインド。残り4秒で放った道原の3Pシュートはリングに嫌われ試合はこのまま終了。今シーズン初のオーバータイム決戦となったが、悔しい結果に終わった。
【主なスタッツ】
<得点>
#9 谷直樹 26点
#11 アレン・ウエスト 17点
#2 ドゥレイロン・バーンズ 12点
<リバウンド>
#2 ドゥレイロン・バーンズ 8リバウンド
#3 松崎賢人 7リバウンド
#9 谷直樹 6リバウンド
#11 アレン・ウエスト 6リバウンド
<アシスト>
#2 ドゥレイロン・バーンズ 11アシスト
#3 松崎賢人 7アシスト
#13 道原紀晃 7アシスト
【ライコビッチHC試合後コメント】
負けた試合で満足するということは決して出来ないんですが、昨日の試合と比べてオフェンス面でかなりよくなっていると思います。30本アシストがあったという状況で、この数字っていうのが僕たちが目指しているところで、昨日に比べてはるかに良かった点だと思います。こうやってお互いにパスを出し合ってアシストを重ねていくというのが自分たちに必要だと思います。正直なところ、第3クォーターにビッグマンのファウルが重なってしまったということで、プレーできなくなってしまったことは、すごく難しい状況でした。そういう状況で2つの可能性があった訳ですけど、昨日とこれまでと同じようなディフェンスをやって、ただただローポストにボールを入れさせて、ただ負けるのを待つというのがひとつ、もうひとつの可能性というのが何かを待つのではなくて、しっかりと走ってトランジションで速いバスケットをするということで、自分たちのオープンなシュートを作っていくことでした。で、もちろん僕たちはその2つ目の手段を選んで、彼らを驚かせるぐらいのプレーをしていこうというところでした。最終局面で7秒で7点差という状況では向こうにアドバンテージがあったんですけど、自分たちにも勝つチャンスはあったと思います。相手にアドバンテージがある状況でオープンなシュートっていうのは作れていたんですけど、そのシュートを決めきることができなかった。選手に対して言ったことは、数字がどうだとか勝率がどうだとかという計算をするのではなくて、しっかりとプレーすること。考えすぎずにプレーするということっていうのが必要だということを話しました。我々の状況というのはシーズンが始まる前からわかっていたことなので、しっかりとハートでプレーするということを伝えました。
【谷直樹選手試合後コメント】
負けてしまったのは悔しいですし、ただディフェンスでは良いところも見せられたと思いますし、今日はオフェンスもみんなでボールをしっかりシェアして攻められたので、そこは今後も続けてやっていきたいと思います。あとは、インサイドのディフェンスをどうするのかというところをもっと良くなれば、勝ちにたどり着くと思うので、そこはみんなで考えてやっていきたいと思います。
【土屋アリスター時生選手試合後コメント】
今日は前半からオフェンスのところでパス回しが多くできて、全体的に今日アシストが30あって、みんながシュートを打てて、いい試合展開ができたんですけど、最後の細かいところで相手のアドバンテージ(相手が大きいということ)に対応しきれなくて負けてしまいました。(自身が貢献できているところは)今シーズン、バーンズ選手が出ていて、小さいということで僕が5番で交代して出たりということもあるんですけど、そういうところでディフェンスで1本止めたりとか、リバウンドにからみにいくだとか、そういうところは貢献できてるのかなと思いますけど、ちょっとしたところでせっかく守れてるのに、僕のミスで試合展開が大きく変わってしまうということもあるんで、そういった意味ですごく責任を感じていて、細かいミスをもっと減らしていって次にどんどんつなげていけたらなと思っています。