【試合結果】2018-19シーズン 第12節 西宮ストークス vs. アースフレンズ東京Z
序盤から一進一退の手に汗握る展開。最後まで集中力の高いディフェンスを継続し、価値ある白星を掴んだ!
第1Q
西宮15-14東京Z
西宮のスタートは、ブラッドリー・ウォルドー、ドゥレイロン・バーンズ、松崎賢人、谷直樹、道原紀晃。
ウォルドーがホーム初出場初先発。9:35道原がファウルを誘ってフリースローのチャンスを2本とも決めて先制。8:04期待の新戦力ウォルドーがフリースローでホーム初得点。7:12道原がインサイドへ切り込みレイアップを決めて5点リード。その後スパイクスにスコアされるが、6:26バーンズが3Pシュートを決めて会場中が熱くなる。その後、両チーム追加点をあげて、2:36バーンズが早くもこの日2本目となる3Pシュートを決めて7点リード。2:20村越にスコアされるが、1:59大塚のアシストから、ウォルドーが待望のホーム初フィールドゴールとなるインサイドショットを決める。ところが、ここから連続スコアを許し、徐々に点差を詰められ、残り48秒柏倉にショットを決められ3点差。残り2秒でスパイクスにインサイドショットを許して1点差まで迫られて終了。
第2Q
西宮27-27東京Z
9:49スパイクスにインサイドショットを決められ簡単に逆転を許してしまう。しかし、9:28梁川がインサイドショットを沈めて再逆転。ここから、ウォルドー、道原がスコアを重ね5点リード。ところが、高さのあるスパイクスに連続得点を奪われ、1点差とされる。それでも、5:54梁川が3Pシュートを決めてリードを4点とする。続く5:13またも梁川の3Pシュートが決まって一気にリードを7点に広げる。ところが、ここからスコアが止まり、ジリジリと点差を詰められ、残り13秒でついに同点とされる。最後まで追加点を狙って攻撃するが、フィニッシュにつながらず、同点で前半終了。
第3Q
西宮49-48東京Z
9:48スパイクスにショットを決められリードを許すが、9:31松崎がインサイドショットを決めて再び同点。ここからクロスゲームとなり、両チーム譲らない展開が続く。互いにアグレッシブなディフェンスも数多く見られ、点差を広げるには至らずゲームが進む。しかし、3:56増子にバスケットカウントとなるレイアップを決められ4点ビハインドとされる。3:45ウォルドーがインサイドショットを沈めて2点差まで迫る。このあと、両チームスコアを重ね、1:51梁川のアシストからウォルドーがインサイドショットを決めてようやく同点。1:05またもウォルドーがペイントエリアでショットを決めて、ついに2点リード。残り21秒でスパイクスにフリースローを1本決められ1点差まで迫られるが、辛うじてリードを保って最終クォーターへ。
第4Q
西宮68-61東京Z
9:28高山に先制点を奪われリードを許すが、9:07梁川のレイアップが決まってまたも逆転。最終クォーターに入ってもクロスゲームが続く。4:26谷が放った3Pシュートがリングを捉えて2点リードとなり、チームの士気がぐっと高まる。ここから集中力の高いディフェンスを展開し、相手に追加点を許さず、2:22バーンズが3Pシュートを決めて6点リードとする。1:58スパイクスにインサイドショットを決められるが、集中力を切らさずプレーを展開。残り1分を切ってファウルゲームとなるが、谷が冷静にフリースローを決めて追加点をあげ、リードを広げていく。結果7点リードで手に汗握るクロスゲームを制して勝利。アウェー広島戦に続く堅守を見せて、価値ある白星を掴んだ。
【主なスタッツ】
<得点>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 17点
#19 梁川禎浩 12点
#2 ドゥレイロン・バーンズ 11点
<リバウンド>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 9リバウンド
#2 ドゥレイロン・バーンズ 7リバウンド
#9 谷直樹 4リバウンド
#13 道原紀晃 4リバウンド
<アシスト>
#2 ドゥレイロン・バーンズ 8アシスト
#13 道原紀晃 4アシスト
#19 梁川禎浩 4アシスト
【ライコビッチHC試合後コメント】
コーチとして今シーズン一番大事な試合に勝ったと思っています。なぜ重要だったかというのは、自分たちの力を発揮する継続性というところで、先週広島に大きな勝利をしたあとのこの試合というのが非常に重要でした。自分たちにとって、先週の土日、今日の水曜日、さらに今週末の土日、こういう間隔で試合をするというのは簡単なことではありません。そういうスケジュールにおいて、今日の試合ということを考えていました。選手たちはウォルドー選手とプレーすることをとても心地よく思っていると思います。しっかりとペイントを支配してくれる選手で、これまでよりも日本人選手たちが良い感覚でプレーできているかと思います。そういうところで自分たちに自信を与えてくれていると思います。今、ここでスマートにどうやって彼を使っていくかというところを考えていました。ただ、今日の試合はもう終わったことなので、コーチとして一番うれしかったことは、ファンの方が自分たちにエナジーを与えてくれたことです。平日の夜にこうやって試合にくるということは、何かを犠牲にしてきてくれているということなので、非常にリスペクトします。今日の勝ちというのは皆さんの勝ちだと思っています。この土日の試合もそうですけど、シーズンの非常に大事な時期に差し掛かっていると思います。土日の試合もっともっとたくさんの方に来ていただきたいと思います。(先週の広島からの継続性という部分で一番大事にしていた点は)今日にいたるまで、コーチ自身、コーチングスタッフも含めて、ディフェンスについて多くのことを話してきました。ここからもディフェンスについていろいろ話していかなくてはいけないと思います。ウォルドー選手の加入によっていろいろな部分が良くなってきたと思っています。こういう良いディフェンスを継続するというところを見せられたと思っていますので、これからさらにこれを継続していくことが重要だと思います。逆にオフェンス面でも継続性というところを見せていきたい部分は、常に40分間をとおして意図をもってプレーするということです。何もないままプレーをするのではなく、オフェンスの継続性も見せていきたいです。これまでに比べて今オフェンスのことについて話す機会というのが増えています。近い将来それが実を結ぶというところを見せられると思っています。コーチ自身それを願っています。そういう継続性というところを話しています。
【梁川禎浩選手試合後コメント】
自分たちのディフェンスのプランが基本的にはすごく良くて、相手をロースコアにおさえられたのが今日の勝因じゃないかと思います。今チームメイトが僕にシュートを打つチャンスをくれているので、打つというのを心掛けています。先月1試合とおして入らないこともあったんですけど、チームメイトもコーチも信頼して、シュートを打てと言ってくれるので、入らない試合のあとでも落ち着けることができていました。(課題は?)もう少しディフェンスの部分で、チームプランに沿って相手を完璧におさえたり、オフェンス面でも、状況判断をよくしてシュートを打つだけではなくそういうところをできたらなと思います。(広島戦から継続して大事にしていたことは?)僕たちはそんなに大きいチームではないので、ペイントをどうやってチーム全員で守るかというのを意識して、そこから全員で走ってローテーションでやったりとか、そこから全員でリバウンドとかいうのをやっているんですけど、今日はオフェンスリバウンドをとられるシーンは多かったんですけど、インサイドでそこまでやられることはなかったので、(今後も)継続していけるのかなと思います。
【大塚勇人選手試合後コメント】
前半は、お互いディフェンスが良かったのか、オフェンスが悪かったのか、かなりロースコアの展開となって、自分たちはディフェンスが中心になる、相手は80点台を平均でとってきているオフェンス中心になるチームということがわかっていたので、そこはポジティブにとらえて良かったのではないかなと思います。結果、内容の良い悪いは別にしてしっかり勝てた、このなかなか負け越している状況で勝てたことは良かったかなと思います。(これまでプレータイムが出られてなかった思いは?)これまで出られてないというのは、悔しかったというのは強いですけど、あまり気にしないでやっていたというか、コーチの期待に応えられないプレーヤーである自分が悪いという風に、自分のことを攻めていたというかそんな感じでやっていて、ちょうどバイウィークがあって、そこでいろいろ考えて、それまでもずっと考えながらバスケやってたんですけど、もう1回やってやる、見返してやるという気持ちは強かったんで、そこでいい流れに乗って、この前の広島の時に準備はしておいてくれと言われていたので、前々からも準備はしていたんですけど、プレータイム勝ち取ることができて、広島の2試合目のように形で出せたというのはほんとによかったと思います。コーチの期待にこたえられたというのは、今後にプラスになるんじゃないかなと思っています。
【ブラッドリー・ウォルドー選手試合後コメント】
今日非常に良い試合だったと思います。ファンの方たちたくさん来てくれましたし、前半少しスローな展開、お互い27点だったと思うんですけど、ハーフタイムでコーチがチームに喝を入れてくれて、後半しっかりと展開を変えることができ、勝利に結びついたと思います。(西宮のプレースタイルの印象は?)非常に素晴らしいチームだと思います。コーチがヨーロッパ出身ということで、自分もヨーロッパで過去数年プレーしていたところで、そういうところに対応するというのは簡単にできたと思います。選手たちも非常に賢くて、みんなでボールをシェアするというプレースタイルというのは非常に自分にあっていると思います。(自分の役割だと思っていることは?)リバウンドの部分だと思います。これまでオフェンスリバウンドをかなり取られてしまっているという傾向がある部分で、今日の試合ではオフェンスリバウンドの部分では自分は活躍できなかったのですが、ほかの選手が助けてくれたので良い試合になりました。(今季の目標は?)もちろんプレーオフに出場するということを第一も目標にしています。プロとしてプレーする以上、毎試合勝利を目指すということは必然ですし、合流が少し遅れてはいるんですけど、この今の現状を覆す時間は十分に残っていると思うので、プレーオフに出場してチームをB1にあげたいと思います。
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