【試合結果】2018-19シーズン 第13節 西宮ストークス vs. 青森ワッツ GAME1
一時は12点リードを許すも、ラスト2分で大逆転劇を展開!谷口選手のラストショットで勝負を決めた!
第1Q
西宮19-15青森
西宮のスタートは、ブラッドリー・ウォルドー、ドゥレイロン・バーンズ、松崎賢人、谷直樹、内藤健太。
9:42松崎のインサイドショットで先制。その後も順調に追加点をあげて序盤で7点をリードする。7:33青森に初得点を許すも、6:38内藤がアウトサイドショットを沈め、さらにウォルドーが5:52自らスティールし、ダンクを沈めてチームに勢いをつける。ところが、中盤以降フリースローでの追加点のみで、フィールドゴールが決まらない時間が続き、じわじわと点差を詰められる。2:14菅にレイアップを決められ同点に追いつかれる。それでも、このあと粘りのディフェンスを見せて相手スコアをおさえ、残り1分を切ったところでウォールドーのインサイドショットが決まって2点リード。さらに、残り17秒谷口がアウトサイドショットを沈めて4点リードで終了。
第2Q
西宮37-40青森
9:43野里に3Pシュートを決められ1点差とされるが、9:15ウォルドーがダンクでお返しする。8:06またもウォルドーがインサイドでジャンプショットを決めて5点リード。その後、両チーム追加点をあげるも、6:02ルッソにインサイドショットを決められまたも同点とされる。5:08バーンズがアウトサイドショットを沈めて再び1歩リードする。しかし、4:33菅に3Pシュートを決められついに逆転を許す。その後もフリースローを与え徐々に点差をつけられる。西宮は、梁川のレイアップなどで粘りを見せるが、残り2分で5点ビハインド。スコアを伸ばし始めた梁川が1:48 3Pシュートを決めて2点差まで迫る。しかし、このあと連続得点を奪われ、6点ビハインドとなる。それでも、残り1分バーンズがバスケットカウントとなるタフなレイアップを沈めて3点ビハインド。このあと、両チームスコアを伸ばせずそのまま前半終了。
第3Q
西宮51-59青森
8:43ルッソに2Pシュートを決められ先制を許す。なかなかフィールドゴールが奪えない中、8:03大塚がアウトサイドショットを沈めてようやくスコアを動かす。このあと連続得点を許して一気に7点をリードされる苦しい展開。その後も、スコアを伸ばし続ける青森に対し、フィールドゴールにチャレンジするもフィニッシュできず点差が詰められない。そんな中、1:49上原がスピードをいかしてドリブルで相手を交わし、ホーム初得点となるアウトサイドショットを沈めて会場は大いに盛り上がる。それでもこの時点で10点ビハインド。ここから両チームスコアを重ねて点差は10点のまま、残り3秒で谷のスティールからバーンズがショットを沈め、8点ビハインドで最終クォーターへ。
第4Q
西宮75-73青森
9:40野里にフリースローを与え3本決められ先制を許す。その後、谷のフリースローで得点を奪い返すが、9:03佐野に3Pシュートを決められ12点ビハインドとされる。その後、得点を奪い合うものの、点差はなかなか縮まらず苦しい展開が続く。それでも、梁川やウォルドーがショットを沈めてジリジリと点差を詰め、4:15の時点で7点差。その後、フィールドゴールが決まらず我慢の時間が続くが、1:42梁川がペイントエリアへ抜け出したところへ松崎がパスを供給し見事に決まって5点差。さらに、1:23内藤が落ち着いてアウトサイドショットを沈めて3点差。そして、残り44秒バーンズがオフェンスリバウンドを奪ってショットをねじ込みついに1点差とし、会場のボルテージは最高潮に。残り33秒梁川がフリースローのチャンスを得て、1本目を外し緊張感が高まったものの、2本目はきっちり決めてついに同点。残り28秒で梁川がディフェンスリバウンドを奪い、ここから松崎が冷静にゲームメイク。残り2秒で谷口にパスを供給し、それを受けた谷口が相手を交わしてアウトサイドショットを決めて逆転に成功。このまま相手攻撃をおさえて試合終了。一度は遠のいたかと思われた白星をチーム全員で掴み取った。
【主なスタッツ】
<得点>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 24点
#19 梁川禎浩 16点
#2 ドゥレイロン・バーンズ 11点
<リバウンド>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 12リバウンド
#2 ドゥレイロン・バーンズ 9リバウンド
#35 内藤健太 7リバウンド
<アシスト>
#3 松崎賢人 6アシスト
#9 谷直樹 5アシスト
#2 ドゥレイロン・バーンズ 4アシスト
【ライコビッチHC試合後コメント】
自分たちの本来のレベルからは低い戦いとなってしまいました。コーチの期待からも低い試合になってしまいました。いくつかのチームを壊してしまった要素というのがあると思います。もちろん、まずいちばん大きかったのは、道原選手がプレーできなかったということ。この過去2年間で道原選手を欠いた試合というのは初めてだったと思います。これまでの6日間で4試合目ということで、バーンズ選手疲れている部分があったかと思います。そういうところで自分たちの展開が低いレベルのものになってしまったかと思います。良かった部分として、シーズン前には3Pシュートが1本しか決められない試合で勝つということは想定していなかったので、そういう部分でメンタル的な準備ができていなかったと思います。何本3Pシュートを決めるかというオフェンスの部分について話してきたことはあったんですけど、そこがある時期からディフェンスについて語るということが多くなってきて、それがこの結果につながったと思います。そういうディフェンスという部分というのをこれからも継続していかなくてはいけないと思います。試合後に選手たちに話したことは、明日の試合残っているエネルギーをすべて注ぐということです。そして、この連続した試合というのを明日きっちりと終わらせることができるように。そのあとに、起こった問題というのは対処していきたいと思います。(残り2分でタイムアウトを駆使しながら相手に得点を与えず逆転。チームにどんな魔法をかけた?)何か魔法を使ったという訳ではなく、選手たちの眠っているものっていうのをしっかり呼び起こさせるということにフォーカスしました。何か問題があれば全員でシェアするというところです。ここまでディフェンスの強度というのを続けていくことにフォーカスしてきたのですが、これまでできていたことが今日できていなかったという部分があると思います。こういったように自分たちのディフェンスの強度、継続性というところを発揮できて、ここからやっとオフェンスの話ができると思っています。練習ではタイムアウト後のプレーであるとか、ベースライン、サイドラインのアウトオブバーンズからのプレーを取り入れているのですが、そういうところからも選手たちは自信をつけていると思います。最後のタイムアウトについて、少し早めにタイムアウトを請求しすぎてしまったという部分があるかもしれないです。そういう状況で、梁川選手のフリースローが2本決まるか、あるいは1本しか決まらないか、そういう部分でかなり状況の変化もありますし、谷口選手の最後のシュートのところですが、ベンチから出てくる選手ですが、出るたびにしっかりとディフェンスでチームにエナジーを注入してくれたという部分で、最後の最後でボールが谷口選手のところにまわってきたというのは当然の結果だと思いますし、あのシュートをはずしていたとしても、これまで谷口選手がチームに与えてくれたエナジーということを考えれば、シュートをはずしても全く問題なかったと思います。そういった試合中、いかにエナジーを出すかという部分が試合の最終局面に影響してくると思っています。そういう部分で自分のチームの選手たちはそういう感覚を絶対持っていると思いますし、そういう発揮できる要素も絶対持っていると思います。
【谷口淳選手試合後コメント】
最初の入りは良かったんですけど、そこから気の抜けたプレーが多かったりとか、チームとしてやろうとしていることが表現できずに相手にペースを取られて、そこから自分たちのペースに戻すのがすごく遅くなって、最後の最後に間に合ったという形だったので、こういう内容が決して良くなかった試合でも、最低限勝てたことは良かったんですけど、修正点はすごく多いと感じています。(最後のショットを決めた時の気持ちは?)ああ入ったか、という感じですね(笑)別にあれを決めないと勝てなかったかと言われるとそうではないので、気は楽に打てたというか、ずっと練習してた部分だったので、だめなら仕方ないかという、ある意味ふっ切れた気持ちで打てたので、単純に入ってうれしいなという感じですね。時間も考えながら、自分がいくべきなのかというのも、いろいろ選択肢が頭の中にあって、時間との兼ね合いでここは僕が何かして、ミスになるぐらいなら僕が思いっきり打とうかなという感じですね。(最後にフラストレーションを晴らせたのでは?)レフリーが思う基準というのに僕がアジャストできていなかった部分もあると思うので、レフリーとのコミュニケーションもまだまだ足りないなと思いましたし、レフリーがどういう風に思って今のファウルをとったのか、とってないのかというのももっと試合中でも話さなくてはいけないし、明日は試合始まる前でも話せたらなと思いますし、フラストレーションは自分も悪い部分はたくさんあるので、そこはぜんぜん気にはしていなかったです。フラストレーションはなかったです。(満塁ホームラン級のインパクトを残せたのでは?)結果として、僕のシュートが入って勝てたことはうれしいですけど、僕の一試合のトータルとしては、ぜんぜん納得できるものではないですし、決めなくてはいけないシュートはいくらでもありましたし、そこはぜんぜん最後の最後に帳尻をあわせられただけで、もっと自分は改善点は山ほどあるなと感じています。(チームのどういう部分が前進しているか?)今の内容だと負けててもおかしくなかったでしょうし、全員がレフリーにフラストレーションんをためて、なんで?ということにならず、レフリーのコールは受け入れてやっていた部分は、ブラッドがきて、まだチームも日が浅いですけど、そこはちゃんとアジャストして、自分たちのやるべきことにちゃんと目を向けられていたというのは、そういう意味で僕は前進できているなと感じています。個人としては、単純にシーズンが始まったときの自分のリズムで打ててたシュートが今は打てていないというのがひとつあるので、インサイドの練習もしつつ、難しいんですけど外回りの練習も自分で確保しながらやっていかなくてはいけないなと、この試合終わってもすごく思っていますし、個々の一対一の部分で最後ファウルをしてしまうとか、粘り強くディフェンスするというのは、まだ外回りにつくというのが慣れていないので、そこはオフェンスディフェンス面両方からしても、慣れればチームとしてもすごくプラスになるし、僕の武器にもなると思っているので、そこはすごく直近でやらないといけないなと思います。
【上原壮大郎選手試合後コメント】
まずひとこと、勝てて良かったです。内容的にはあまり良くなかったとは思うんですけど、最後までチームが一丸となってあきらめず戦って結果に出てよかったと思います。(流れを変えたと思いますが、どのような準備をしていたか?)僕は、最近プレータイムをぜんぜんもらえていなかったんですけど、ハーフタイムにコーチから準備をしておいてと言われていたので、常に準備はしていたんですけど、特に出たらできることはやろうとずっと思っていました。(できたことは?課題は?)ひとつはシュートが入ったことは自信につながったので、それはとても良かったですし、終盤ディフェンスで簡単にやられてしまって、そこが集中力が途切れてしまって抜かれてしまったというのがあるので、そこが改善点かなと思います。(ファンの方の声援がすごく大きかったですがどうでしたか?)途中は、緊張してたのかわからないですけど、ぜんぜん聞こえなかったのですが、バスケットカウントをとれたとき、みんな騒いでくれていてとてもうれしかったです。
【ブラッドリー・ウォルドー選手試合後コメント】
非常に難しい試合でした。まずディフェンス面で、はじめのマッチアップの状況でもあったのですが、キープレーヤーである2人とのマッチアップという部分に問題を抱えていました。自分の問題でもあると思っているのですが、オープンな3Pシュートを打たせてしまった、それによって自分たちのディフェンスのシステム全体が崩れてしまった部分があるかと思います。ただ、そういう状況の中でも40分間しっかりと戦えたということがこの結果をもたらしたと思っています。(試合に入る前に意識したことは?)コーチたち選手たちと、しっかりウォークスルーであったり、シューティングという部分はしっかり準備できていました。自分の得点というのは、自分で取るものではなくて、すべて周りの選手からのパス、特にガードの選手からのいいパスから生まれてくるので、これからも協力してやっていきたいと思います。(明日に向けて)現時点でいちばん考えているのは、まず今夜しっかり休んで、明日の試合に備えるということ、試合後にコーチがロッカールームで話したんですけど、やっぱりこういう試合の結果をもって自分たちの強さを証明しなくてはいけないという部分があるので、12点負けていても後半しっかり戦えたということを、これをこれからもしっかりと証明して、明日も継続的にできるよう準備をしていきます。
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試合結果詳細はこちら ⇒ https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=3736&TAB=P