【試合結果】2018-19シーズン 第15節 西宮ストークス vs. 金沢武士団 GAME2
オーバータイムまでもつれこむタフゲーム。最後は金沢のブザービーターであまりに悔しい幕切れとなった。
第1Q
西宮10-21金沢
西宮のスタートは、ブラッドリー・ウォルドー、ドゥレイロン・バーンズ、松崎賢人、谷直樹、道原紀晃。
8:23ボウルズにショットを決められ先制を許す。その後も、木田、柳川に連続得点を奪われる。西宮は、金沢のディフェンスに苦しみ、フィールドゴールがことごとくリングに嫌われ得点を奪えない苦しい立ち上がりとなる。5:49谷口がアウトサイドショットを決めてようやくスコアする。その後、ウォルドーがインサイドショットを決めるも、本間の3Pシュートや、ボウルズのダンクなどでさらにリードを広げられ、残り2分を切って13点ビハインド。1:19バーンズがスコアして2点加えるが、残り52秒でリードにインサイドでスコアされる。しかし、残り24秒でウォルドーがオフェンスリバウンドからインサイドショットを決めて11点ビハインドとなり、そのまま終了。
第2Q
西宮31-39金沢
9:20ボウルズにアウトサイドショットを沈められ先制される。8:41道原がこの日自身初得点となるアウトサイドショットを決める。さらに、7:50梁川もアウトサイドショットを決めて9点ビハインド。しかし、このあと武田に連続得点を奪われまたも点差は13点に開く。それでも、ここからウォルドー、バーンズがショットを決め始め、5:28バーンズの3Pシュートが決まって5点差まで迫る。このあと両チーム追加点をあげられないが、3:43バーンズがインサイドショットを決めて3点差。これに続いて2:58内藤が3Pシュートを決めてついに同点に追いつく。ここから逆転のショットを狙うが、逆に金沢に粘りを見せられ連続で3Pシュートを許して6点ビハインドとなる。このあとファウルが重なりフリースローを与え、1:12で9点ビハインド。それでも意地を見せ、残り10秒で内藤が鮮やかな3Pシュートを決めて6点ビハインドまで持ち返す。ところが、残り2秒で柳川にレイアップを決められ8点ビハインドで前半終了。
第3Q
西宮58-54金沢
9:48リードにインサイドショットを決められまたも先制を許す。8:51柳川にレイアップを決められさらに点差が広がる。しかし、8:10梁川のスティールから谷が3Pシュートを決める。7:52木田に3Pシュートを決め返されるが、7:26道原が中へ切り込みバスケットカウントとなるレイアップをねじ込む。さらに、6:57バーンズがファストブレイクからスコアを奪って7点ビハインド。5:44何度もリングに嫌われたショットをチームで必死にリバウンドで粘って道原がねじ込み得点につなげる。5:01谷がまたも3Pシュートを決めてついに2点差となる。しかし、ここから金沢の攻撃をおさえられず、またも連続得点を許して7点差をつけられるが、3:56このクォーター当たっている谷がアウトサイドショットを決める。続いて3:28道原がレイアップを決めて3点差まで迫る。このあと1本ショットを許すが、2:28バーンズが3Pシュートを決めて2点差。さらに、2:00バーンズがインサイドショットを沈めてついに同点。そして、1:32谷がレイアップを沈めて逆転に成功。この試合はじめてリードを奪う。さらに、ウォルドーのインサイドショット、残り3秒で谷がフリースローのチャンスを掴んで1点加え、4点リードで最終クォーターへ。
第4Q
西宮78-78金沢
このままの勢いで突き放したい西宮は、9:39バーンズが3Pシュートを決めて幸先よく先制する。さらに、9:11ウォルドーがインサイドショットを決めてリードを9点に広げたところで、金沢タイムアウト。ここから流れが変わり、8:55本間に3Pシュートを決められ、続く8:20リードにアウトサイドショットを沈められて4点差まで迫られる。しかし、6:59ウォルドーがインサイドショットを決める。6:05リードに3Pシュートを決められまたも3点差まで迫られるが、5:50またのウォルドーがショットを決めて5点リード。5:27バーンズのスティールから攻撃を展開し、フィニッシュはウォルドー。点差は7点となる。ところが、5:27ボウルズにダンクを沈められ5点差。さらに、4:22リードにバスケットカウントとなる3Pシュートを決められ1点差。3:09ボウルズにショットを沈められとうとう再逆転を許す。ここから両チーム一歩も譲らず抜きつ抜かれつのシーソーゲームが展開される。1:11ボウルズにレイアップを決められ1点リードされ、残り57秒木田にフリースローを献上。2本とも決められ3点ビハインドとなり西宮がタイムアウト。タイムアウトあけ、スコアを伸ばせないまま残り13秒ようやくウォルドーがオフェンスリバウンドからバスケットカウントとなるショットを決めて同点。しかし、残り4秒で柳川にレイアップを決められ2点ビハインド。それでもあきらめず残り1秒でウォルドーがオフェンスリバウンド奪ってショットを沈め三度同点となり、勝負は延長戦へ。
EX1
西宮90-91金沢
4:34谷がフリースローのチャンスに1本決める。4:12リードにショットを決められ1点リードを許す。4:01谷がアウトサイドからショットを放って1点リード。しかし、3:41本間に3Pシュートを沈められ2点ビハインドと一進一退の攻防が続く。このあとショットを放つもリングに嫌われ、追いつけないまま時間が経過していく。2:17ウォルドーがフリースローのチャンスを獲得。落ち着いて2本とも決めて同点。ところが、1:57柳川にショットを決められまたも2点ビハインド。1:34ウォルドーがオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスをしっかり得点につなげて同点。しかし、1:16本間に3Pシュートを決められる。それでも決してあきらめず必死で攻撃を続け、残り40秒谷がフリースローのチャンスを獲得。1本しか決められないが、決してあきらめずディフェンスで粘り、ターンオーバーから梁川がレイアップを決めて同点となって、金沢タイムアウト。残り3秒相手ファウルを誘った谷が延長戦3回目のフリースローのチャンスを獲得。会場中が固唾をのんで見守る中、冷静に2本とも決めて2点リード。勝利をほぼ手中におさめたかと思われたが、残り1秒で柳川が放った超ロングシュートがまさかのリングイン。逆転を許しあまりに悔しい敗戦を喫した。
【主なスタッツ】
<得点>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 32点
#2 ドゥレイロン・バーンズ 20点
#9 谷直樹 17点
<リバウンド>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 16リバウンド
#13 道原紀晃 5リバウンド
#19 梁川禎浩 4リバウンド
<アシスト>
#2 ドゥレイロン・バーンズ 7アシスト
#13 道原紀晃 7アシスト
#00 ブラッドリー・ウォルドー 3アシスト
【ライコビッチHC試合後コメント】
昨日とは違うゲームになってしまいました。ディフェンス面で昨日の方がしっかりできていたと思います。昨日の試合は自分たちの試合ができたと思っていますが、今日は昨日と違って十分なエネルギーを注げなかった部分と、もちろん試合終盤で追い上げたという部分ではエナジーはあったかもしれないですけど、その上でスマートにプレーする賢さというのが足りなかったと思います。キャプテンの谷選手が3ファウルとなった時点で非常に自分たちにとって重要な場面というのを試合の序盤で迎えてしまうことになりました。彼が自分たちの中でベストなディフェンダーだと思っているので。そのあとはすべてのローテーションというのが自分たちにとって非常にタフになりました。最終的には見ごたえのある試合というのをファンの皆さんに楽しんでいただけたかと思います。自分たちはしっかり休んでこれから新しい年に今の状況というのを続けていけるようにフレッシュなエナジーを持ってやっていければと思います。ファンの方々とこれをご覧になっている皆さまに良いお年を、とお伝えしたいと思います。(昨日と違った点は?)まず、金沢のオフェンスが自分たちのディフェンスに対してかなり対応してきていると感じました。選手たちに伝えたいのは、1本3Pシュートを決められたからと言って自分たちのルールを変えることがあってはいけないということです。なぜならゲームは長い時間ありますし、そこからしっかり変えていく時間というのは十分にあったので。アウェーの信州戦でも同じような展開があって、マーシャル選手に序盤に3Pシュートを決められたというのがありました。ビッグマンが3Pシュートを決めたとしてもそこで何かルールを変えるのではなく、しっかりと自分たちのやるべきことを信じなくてはいけないと思います。総合的に見て彼らは良いプレーを見せていましたし、自分たちは昨日ほどの試合ができなかった、その両方が要因だと思います。最終的に4Q終わって78点でしたが、それが決して自分たちのディフェンスが悪かったという訳ではなくて、それでもまだ自分たちのディフェンスが見せられた部分はありました。彼らが10点差をつけた部分が3回ぐらいあったと思うんですけど、そこを追いつくためにエネルギーをかなり使ってしまいました。一度だけ自分たちが9点差をつけて勝っているという状況もあったと思うんですけど、ただ彼らがタイムアウトをコールして、そこから1分ぐらいで7-0というランをされて、試合を戻されてしまいました。そういうゲームの重要な場面でスマートさが十分ではなかったと思っています。ただ、シーズンはまだ続くのでしっかりとハードワークしてよくしていきたいと思っています。
【谷直樹選手試合後コメント】
まず試合立ち上がりで自分たちがリズムをうまく掴めないというところから入って、ただ展開的には同点まで持っていったところは良かったんですけど、最後の詰めが甘くて、相手にビッグショットを決められて悔しい敗戦になりました。(昨日と違って点は?)選手がプラン通りに動けなかった部分もありますし、金沢の方が自分たちのディフェンスに対して対応をうまくしていた部分がありました。(ビッグショットは予想していた?)最後はああいう形しかなかったと思うんですけど、その前にフリースローとかで自分たちが気が緩む部分も、少なからず誰のせいとかではなくチーム全体としてあったのかなと思います。(新しいコーチに代わって成長した部分は?)チームディフェンスというのが、今構想している部分ですし、自分たちの強みだと思います。(当初からB1復帰を目標に掲げていますが、あらためて来年への抱負は?)まだまだ可能性ゼロではないので、自分たちは一戦一戦目の前の試合を勝ち星を重ねていって、早くそこを狙える位置にいきたいですし、ファンの方が応援してくれる限り、あきらめず2019年もがんばろうと思います。
【道原紀晃選手試合後コメント】
最後悪い形でビッグショットが決まってしまったんですけど、あそこが悪いというよりは、前半の立ち上がり第1Qの出だしの部分がいちばんよくなかったと思います。最後ああいう形になってしまったんですけど、前半がいちばんそれに響いたのではないかなと思います。(昨日と違った点は?)やはりチームディフェンスが西宮は良いときはリズムよく最後勝ちゲームになっていると思うんですけど、オーバータイムで90点となって、前半に40点ぐらいとられて、チームのコミュニケーションという部分が昨日はできていたことができていなかったと思います。ブラッド選手が加入して、時間もまだぜんぜん経っていないんですけど、チーム練習で補ってなんとか良い形で勝利を重ねていますが、まだまだできると思うので、新年に良いスタートが切れるよう年末がんばろう、という話だったんですけど、1敗して悪い形にはなりましたが、切り替えて翌年のスタートを切れたら良いかなと思います。
【上原壮大郎選手試合後コメント】
一言でいうと悔しいです。勝てた部分も多々あったと思うので、そこで勝ちれないというのがまだまだチームの弱さであり、そこで僕も何もできなかったので、それも自分の弱さであったので、そこを次の試合までに修正して次は勝ちたいなと思います。(修正したい部分は?)コーチから、チームとしてディフェンスの指示がいろいろあったんですけど、それが今日できなくて相手にレイアップやゴール下を簡単に許した場面が多かったので、コーチの指示を遂行できなかったというところを修正したいです。(第2Q何を託されたのか?)コーチがいちばんのぞんでいるのは、僕がアグレッシブにディフェンスすることだと思っているので、点をとるのはほかにできる選手がたくさんいるので、僕はディフェンスでとにかくチームを盛り上げるのが仕事だと思っているので、そこを一生懸命がんばりました。(来年はどういうプレーでチームに貢献したいか?)ディフェンスはもちろんこのまま継続して、誰よりもアグレッシブなディフェンスができるようなプレーを目指すとともに、やっぱりPGなので若手っていうのもあるんですけど、チームを引っ張って点もとれる、アシストもできる、いい意味で欲張っていろんなことができるPGを目指してがんばっていきます。
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