【試合結果】2018-19シーズン 第21節 西宮ストークス vs. 群馬クレインサンダーズ GAME1
第3Q中盤までクロスゲームを展開。その後ミスからリズムを崩して痛い黒星を喫した。
1Q
西宮16-18群馬
西宮のスタートは、ブラッドリー・ウォルドー、松崎賢人、濵高康明、谷直樹、谷口淳。
バーンズがコンディション不良でベンチ登録されなかった中、特別指定選手として新加入した濵高がスターターとしてBリーグデビュー。9:18その濵高が先制点をあげる。自らスティールでチャンスを作ってインサイドショットを放ち、見事にフィニッシュ。会場は大いに沸いた。その後、群馬にスコアされるが、7:32またも濵高が今度は3Pシュートを決めて一気に会場はヒートアップする。ここからは、クロスゲームとなる。西宮は、ウォルドーのインサイドショット、谷口の3Pシュート、松崎や内藤のレイアップなどでスコアを重ねるが、群馬にもスコアを奪われなかなかリードを奪えず、残り46秒のところで根東にインサイドショットを決められ、2点ビハインド。その後、両チーム得点を奪えず1Q 終了。
2Q
西宮31-34群馬
9:49クウソーにバスケットカウントとなる先制点を決められる。しかし、9:23梁川が3Pシュートを決めて追いかける。その後も、ややリードをされながらも、その背中をピッタリとマークしたままゲームが進む。オフィシャルタイムアウトあけ松崎がレイアップを決めて4点差。さらに、約30秒後またも松崎がフリースローのチャンスに2本とも沈めて2点差まで迫る。その後は、群馬にスコアされ再び点差を5点とされるが、谷の3Pシュートで3点差まで迫る。ここからは、両チーム2点ずつ加算するが、それ以上にスコアを伸ばせず3点ビハインドのまま前半終了。
3Q
西宮46-56群馬
前半は、クロスゲームを展開。9:45松崎のレイアップで先制し、1点差まで迫る。その後、互いに追加点をあげて8:20大塚が3Pシュートを決めてついに同点とする。ここから、両チームスコアを奪えず我慢の時間が続く。7:01クウソーにフリースローを2本決めてリードを許すが、6:09谷が3Pシュートを決めて1点リード。その後、すぐさま同点に戻されるが、4:54今度は梁川が3Pシュートを決めてリードは3点。しかし、すぐに追い上げられ、3:41再逆転を許す。ここからは、ミスもありスコアが止まって群馬にリズムを掴まれ、点差が開いていく。結果10点のビハインドで最後の10分を迎える。
4Q
西宮57-75群馬
9:41ケネディにショットを沈められ先制点は群馬。さらに、古牧にもショットを決められビハインドは14点。8:09ウォルドーのバスケットカウントでようやくスコアを動かす。しかし、このあとが続かず、逆に群馬に追加点を次々と許し、さらにリードは広がる苦しい展開。4:24佐藤がゴール下へうまく入り込んでショットを沈めるが、4:01ここまで息をひそめていたケネディに3Pシュートを決められ20点ビハインドとなる。その後も、反撃に転じるが追い上げるまでには至らず試合終了。今シーズンはじめてベンチ登録メンバー全員がスコアしたが、悔しい敗戦を喫した。
【主なスタッツ】
●西宮ストークス
<得点>
#3 松崎賢人 10点
#19 梁川禎浩 8点
#00 ブラッドリー・ウォルドー 7点
<リバウンド>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 7リバウンド
#9 谷直樹 5リバウンド
#15 谷口淳 4リバウンド
<アシスト>
#00 ブラッドリー・ウォルドー 4アシスト
#13 道原紀晃 4アシスト
#35 内藤健太 2アシスト
●群馬クレインサンダーズ
<得点>
#31 アブドゥーラ・クウソー 19点
#1 トーマス・ケネディ 18点
#14 佐藤文哉 16点
<リバウンド>
#31 アブドゥーラ・クウソー 16リバウンド
#1 トーマス・ケネディ 6リバウンド
#0 小淵雅 6リバウンド
<アシスト>
#31 アブドゥーラ・クウソー 8アシスト
#1 トーマス・ケネディ 6アシスト
#0 小淵雅 3アシスト
#7 古牧昌也 3アシスト
#51 根東裕隆 3アシスト
【ライコビッチHC試合後コメント】
基本的には、25分ぐらいの間はゲームを楽しむことができました。そのあと自分たちの集中が少し下がっていったことによって、ベンチの選手たちをローテーションしていかなければならなくなりました。自分たちにとっては、若い選手たちがプレータイムを得たというのはよいことだと思っています。外国人選手が1人欠けたとしても良い試合ができるということを選手たちには伝えたいと思います。自分たちができるということを信じていた時間帯はしっかり戦えていたのですが、一時点差が離れてしまった段階で、少し信じる力を失ってしまったかもしれません。それをゲームの最後まで信じる必要があります。シーズン始まってから12人の選手が全員得点するということはこれまでなかったことだと思いますので、それはとてもよかったです。18点差という試合結果ではあるんですけど、この試合で満足した部分というのは、自分たちのメインのプレーヤーがコートにいない状態でもしっかりとプレーできたということです。自分たちのシステムであるとか、毎日練習でやっていることっていうのが間違っていないというのを証明できた部分であると思います。ここから辛抱強く我慢するということが必要になってくると思います。チーム全員でひとつになってしっかりと我慢して、自分たちのタイミングが来るのを待ちたいと思います。このタイミングでは、バーンズ選手がいない状況ではありますけど、将来的に誰か外国籍選手が1人欠けた状態だったとしても、戦っていけるようなチームになると信じています。(濵高選手をスタメンに起用した理由とその評価は?)皆さんご覧いただいてわかる部分もあると思うんですけど、彼自身非常に競争力の高いプレーヤーですし、自分たちの組織にとって重要な選手になるということを証明してくれたかと思います。非常に個性を持っているプレーヤーですし、そこから強い気持ちというものを持っている選手なので、そういう選手が自分たちの組織に加わってくれたことを非常にうれしく思っています。こういう若い選手とコーチとして仕事ができるというのは、非常に自分にとっても良い経験になると思いますし、周りの選手たちも彼のことを信じて彼のことをサポートしてしっかりできるんだということを全員で助けてあげていられる状況かと思います。そういう状況で若い選手が良い活躍をすれば、試合に出るチャンスがあるんだという若い選手たちに与える、そういうメッセージを与えられる非常に良い機会でもありますし、彼自身そういうタイプのプレーヤーなので、先発で出る、そういう活躍に値する選手だと思っています。
【道原紀晃選手試合後コメント】
群馬は上位チームであって、リーグの中でオフェンス力もディフェンス力もすごい高いレベルでやっていて、それに対して僕たちもダブルチームとかいろんな作戦でやって、前半3点差で良い試合ができていたんですけど、やはり自分たちのディフェンスのクォリティーというのが3Qの後半で落ちてしまって、そこでゲームが決まってしまったかなという感じです。(バーンズ選手がいない中でディフェンス面で心掛けたことは)外国人選手のスコアラー、リーグでも1位2位だったりする選手がいるので、そこに点を取られ始めると群馬のペースになってくると思うので、ダブルチームのあとのローテーションも外回りから打たれないよう、早く次にまわるというところがガード陣の仕事だったかなと思います。(75点におさえてディフェンスは評価できたか?)展開的には最後のスコアだけ見ると75点だと思うんですけど、もっと守れるところがあったなというのが正直な感想で、前半でも外からのシュートでもスクリーンアウトする手前でファウルしたりだとか、もっと直せるところがあると思うので、もうちょっと良いゲームができたかなというのは正直あります。(今日で20敗目。モチベーション的に今後プレーオフ進出にむけてどう挑むか)数字だけで見ると可能性は低くなってきているんですけど、まだ可能性があるのでゼロではないので、ブースターさんも毎試合足を運んでくださっているので、西宮らしいプレーを毎ゲーム毎ゲーム最後までするのが、それがやっぱり結果もついてくると思うので、最後はプレーオフにたとえいけなかったとしても良いチームだったなという風に終わりたいと思います。
【土屋アリスター時生選手試合後コメント】
今日の試合は、バーンズ選手がいないということで、プレータイムが増えるということもあったんですけど、トーマス・ケネディ選手をしっかり守るということが先決で、あとは大事なところで自分のミスで流れが変わってしまったかなというのはあったので、そこは明日改善できたらなと思います。(バーンズ選手がいない中でどれだけの成果があったか?)いつもついている外国籍選手と違って身長とか体重の面では、向こうにアドバンテージがある訳ではなかったので、そこは同じプレーヤーとして絶対にトーマス・ケネディ選手をとめる、というのがあったのと、オフェンスのところでチャンスがあればリングに向かってアタックしようとは思っていたんですけど、実際はちょっとアグレッシブさに欠けたかなと、あんまりリングを見れていなかったなというのがあって、パスミスが起きたりとかありました。(チーム全体としてどんな雰囲気だった?)最初から25分間ぐらいは全員がお互いをカバーして良いプレーができていたと思うんですけど、最後のところでミスが増えたときにリカバリーができなかったなというのがありました。
【濵高康明選手試合後コメント】
まず今日はスタートという形で出させてもらって、緊張はしていなかったんですけど、プロの舞台で初めてということもあってどうなるのかという不安の方が大きかったんですど、最初に2点と3Pシュートを決められて気持ちが楽になったのと、うれしいという気持ちがありました。(西宮ストークスはどんなチームだという印象?)はじめに練習試合をしたときに、そこですごくアグレッシブなチームだと思いましたし、加入してから自分もB2ですけど、プロに挑戦したいというのはあったので、西宮のプレースタイルと見たときに、近大のプレースタイルに似ていて自分もやりやすい部分があるのかなと感じました。(どういうプレーでチームに貢献したいか?)自分は今SGで出ているんですけど、まずそこで点を取りたいというのがひとつあって、あとはディフェンスをアグレッシブに、スティールして速攻なりまずは勢いをつけたいなと思います。(どんな気持ちでプレーしていたか?)今日がデビュー戦ということで、気持ちよくアグレッシブにいきたいということがまずひとつあったので、そのあたりが一番最初のスティールからの取り込みが生まれたのかなと思います。(スタートということに対しての気持ちは?)スタートと言われたときに、ポテンシャルとこのチームに入ってくれたということで、僕もそれに絶対答えなくてはならないという気持ちだったので、今日は少しは答えられて良かったかなと思います。(大学の試合とは違うところは?)雰囲気が全くちがうなと思ったのと、シュートを決めたときの歓声がすごいなと思いました。
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