今季ストチアの想い~SHIORI/SAKI~
今季、ストークスチアリーダーズの一員として3シーズン目を迎えるSHIORIは、越田ディレクターが全幅の信頼を寄せるリーダー。
「今季はリーダーを務めさせていただいています。越田さんはお忙しくて、練習に来れないこともあるんです。そのときはディレクター同様の指導など、すべてを任せていただいています。責任は重いですがそのぶん、やりがいがありますね」
学生時代に器械体操の経験がある彼女は、アクロバットを取り入れたりと、ダイナミックな演技が魅力。
だが、もっとも大事にしているのは「基本」だと言う。
「チアの基本であるモーションだったり、そういうところに重きを置いて、基本に忠実にチアダンスを表現しています。あとは、つねに笑顔でいることですね。これもチアリーダーとして当たり前のことですが、チームが負けていたり試合の流れが相手に行っていると、お客さんも沈んでしまうことがある。そういうときに、今は声が出せないですけど、自分が笑顔で会場を明るくできるようにと心掛けてパフォーマンスしています」
SHIORIがパフォーマンスを通じてファンに届けたいのは、元気になれるエネルギー。
「私たちのパフォーマンスや笑顔を見てもらって、元気になってくれたらいいなと思います。第一は、それに尽きますね。実際に会場で『今日も元気をもらったよ、ありがとう』とか、試合に負けたときに『チアがいて良かったよ』などと言ってもらえることが多くありました。そういうお声をいただいたときなど、チアをやっていて良かったなと思うことはたくさんあります」
新しいメンバーも加わった今季のストークスチアリーダーズについて、リーダーとしてこう語る。
「8人全員に個性があるんですよ。新体操をやっていたり、違うジャンルのダンスをしていたりとバックグラウンドが違う。そのコによって曲に合ったダンスが踊れたり、魅せるポイントがそれぞれにあります」
そして今季は、リピーターを飽きさせない工夫も取り入れていることを紹介してくれた。
「今季は毎節、なにか少しずつパフォーマンスを変えています。一度来ていただいているお客さまにも、『あそこが変わっているな』と毎回楽しんでいただけるように、ダンスや曲を変えたりしています。そこもぜひ、会場で注目して下さい」
【越田ディレクターから見たSHIORI】
人の役にいちばん立ちたいと思えている、素敵な女性。
彼女とのメールのやりとりは「信頼している」って言葉が多くて、本当に信頼しています。
アクロバティックなパフォーマンスが特徴で、センターで踊っています。
大学時代から足を痛めていて、完調でない日もあるはずですが自分の痛みより、チームのためや、お客さんに少しでも高いパフォーマンスを見せたい思いで頑張ってくれています。
SAKIはストークスチアリーダーズに加わって2シーズン目。
今季は自ら手をあげて、サブリーダーに就いた。
小さいころからクラシックバレエをしていて、高校卒業後にダンスの専門学校に入学。
在学中にたまたま、ストークスチアリーダーズの体験会を報せるチラシを目にする。
友達と連れ立って参加してみると、思いのほか楽しかった。
「その1ヶ月後にオーディションがあって、受けてみたら奇跡的に受かったんです。それで初めて、チアをやることになりました。チアに興味はあったけど、習おうとまでは考えていませんでした。でもやってみると、すぐにハマりました。ハマったら、すぐにハマるタイプなので(笑)」
彼女はチアのどんなところに、魅力を感じたのか。
「チアをやって、今までになかった自分を発見できたんです。『私って、こんなに笑ってるんだ』って感動がありました。これからも、まだまだ知らない自分が出てくるかなと、楽しみにしています。バレエも舞台では笑顔なのですが、私は笑顔が保てないのでキツかったんです。でもストークスの試合会場はお客さまとの距離が近いので、自然と笑顔になれる。それに加えて、自分に自信がつくことも多いんですよ」
物理的にも精神的にも、観客との距離が近いことが魅力であり、ファンからの反応がダイレクトに得られることは、やりがいにつながっているとSAKIは言う。
「ストークスのファンの皆さんはすごく温かくて、家族みたいな感じなんです。みなさんが私たちを、娘のように可愛がって下さっています。それと私は、小さい子どもが好きなんです。子どもが『SAKIちゃん頑張れ』って、名前を呼んでくれるのがすごく可愛くて。そのコたちのためにも、もっと頑張ろうと思っています」
SAKIはコートで踊ることを人一倍、楽しんでいる。
それを自らの内に向かわせるだけでなく、前向きなエネルギーをともなって観客席に届ける。
「私は曲が流れたら、楽しいとしか思っていないんですよ。そんな私を見てくださったお客さまが、笑顔になる瞬間を見られたときは最高の気分です。だから会場では恥ずかしがらず、もっと手を振ったりしてください。私はパフォーマンスを通じて、自分のなかにある『楽しい』を伝えていきます。それがお客さまに届けば、こんなにうれしいことはありません」
【越田ディレクターから見たSAKI】
SAKIは見た目もキレイで、スタイルもいい。
彼女も繊細で、悩まなくてもいいことで悩むんです。でも、ブレない軸をしっかりと持っている。
周りの意見に流されるコもいると思いますが、彼女はそれがないんです。
自分はこうだというのを最初から持っている、芯の強いコ。自分から言い出して副キャプテンを務めてくれているのも、そういう気持ちからだと思います。
チームにとっても、すごくいい影響力がある存在ですね。