【GAME RESULT】11/13 HOME GAME VS.福島ファイヤーボンズ
B.LEAGUE 2021-22 SEASON 第7節 GAME1【HOME】
西宮ストークス VS.福島ファイヤーボンズ
マティアス・フィッシャーHCコメント
非常に素晴らしいゲームでした。全員でボールをシェアしてシャープに臨めて、全選手で得点に絡むことができた。8日間で4試合というタフなスケジュールで、全選手が集中してプレーしてくれた。さらに、DJ選手(デクアン・ジョーンズ選手)が試合に出れなかったが、どの選手も彼の穴を埋めるために準備をして、責任をもつ意思を示してくれた。そこがチームにとってもよかった。
今日プレータイムをシェアして多くの選手がプレータイムを獲得したが、明日も同じゲームプランですか?
もちろん試合の状況次第で変えなければいけない。
明日になってみたいとわからないが、経験ある選手がそろっているので、大きなローテーションで臨めればベストだと思います。
チームの目標はB1昇格だと思うが、そこに向けてチームがどんな場所にいて、現時点での手ごたえはどんなものか?
チームはよくなっているし正しい方向に向かっている。B1昇格は最終目標だが、まだシーズンが始まったばかり。それよりも集中すべきところは目の前の試合に集中することだと思います。
まだまだやるべきこともたくさんあります。今日も3回トラップされて、すべてターンオーバーに繋がり、レイアップで得点を許した。こういうところはすぐに修正できるし、明日は同じ失敗をくりかえさないようにしないといけない。経験のある選手がそろっているが、繰り返し実施して選手達の成長を促していきたい。東京での試合は、タフなゲームで、自分たちのやりたいことがうまくいかなかったが、最後まで戦うことで勝利することができた。そんな試合を経て、今日の試合は自分たちのバスケットボールがある程度戻ってきた感覚があります。
川村卓也 選手コメント
今日はDJ(ジョーンズ選手)が出場できなかったので、自分のメンタルとしてはそこのポイントを補いたいと思って試合に挑んだ。アシスト面においても、DJの20点分がいきなりなくなるのはチームとして重たいものになると思っていたので、そこはチームを効率よく回していきたいと思いゲームに入った。試合が終わり、大差で勝利することができたが、自分たちの精度次第ではもっと良い40分間がつくれると思う。
そういった意味ではしめるところはしめる、アタックする部分はアタックする、トランジションとハーフコートオフェンスのバランスをもう少しうまくできればよかった。自分自身のターンオーバーももっと減らすことができればもっと楽に試合を運ぶことができたと思う。
シーズンはまだ序盤ですが、B1昇格という目標に向けての手ごたえはどうですか?ポジティブなのか改善点がたくさんあるのか?
どちらもありますね。
その一つ一つをネガティブに捉える必要はないが、僕自身は今シーズンのテーマとして「B1クオリティ」を掲げている。B1にチームを昇格させることだけでなく、自分がこれまでにB1で味わってきた経験や形をうまくチームに伝えることができれば、シーズンを共に過ごしていく中で自然と周りがいいレベルに達してくれると信じてトライしている。その「B1クオリティ」を体現しようとしている中で、イージーなミスや戦い方、状況判断だったり、そういった部分で、自分が客観的にこのチームを見たときにまだまだ精度が低いと感じるところもある。
僕自身のことを言えば、開幕戦から比べると徐々にチームにアジャストでき始めている。そのうえでもう少し、チームをしめる役割を担うことも必要だと思っている。20点の点差が一気に10点差になってしまうとか、そういうことはチームの誰が出場していてもあってはいけない。どの選手が出場しても同じレベルで戦うことが必要で、例えばプレーオフに誰かが欠けてしまうかも知れない可能性を考えたり、そういった先を見据えたうえで自分がいい形を引き出すことができたらいいなと思っている。それは自分にとっても恥ずかしいプレーはできないなというプレッシャーにもなっているし、周りを巻き込んでいきたい。
B1に上がれば上がったで、そこにはすごく厳しい世界が待っていることが事実なので、そこで戦う体力を今シーズンからつけていくことができれば「B1昇格」の目標を達成したときには、ナチュラルにB1で戦えるようになる。そこまでの過程は大切にしたいと思って取り組んでいる。
2026年の新B1に向けて選手としてはどのように考えている?
私はBリーグにいるでしょうか…?年齢的に(笑)
だけど、新しくB1という組織ができていくことは、選手として考えれば非常に高いモチベーションになると思う。今の若い子たちを見ていても素晴らしいものを持っている選手がたくさんいますし、逆に今は埋もれてしまっている選手もたくさんいると思う。ただ、そこに向けてしっかりと自分のパフォーマンスをすることができれば、選手としては評価してもらうための時間が十分にあるので、そこまでステップアップして素晴らしい舞台に立てればいいなーなんて自分も思います。
このクラブが若い選手たちを育てて、西宮という地から神戸へ移ったときに神戸の街を巻き込んで素晴らしいチームを作っていくことができれば、西宮ストークスもその組織に入り込むことができると思う。
自分は「そこに行くまでの手助けをしてほしい。」という話を契約交渉時にされていて、それはやっぱり楽しそうだなと思ったし、やりがいがあると感じたので今このチームにいる。
その時に自分が「新B1」の舞台にいるかはわからないが、チームが育っていく過程を楽しむのと同じように、新しいリーグができていく過程をコートに立つ選手当事者として楽しむことができれば、いいモチベーションでチームも選手も巻き込んで進んでいけると思う。